記憶障害を伴うこともあるてんかんの小児症状について

てんかんとは発作が繰り返して怒る脳の疾患です。小児で発病するてんかんはさまざまな小児症状を起こします。けいれんや失神あるいは記憶障害を起こすものもあります。てんかんには部分発作と全般発作があります。部分発作は単純部分発作と複雑部分発作にわけられます。単純部分発作は意識は保たれており、足がガクガクするような運動機能の障害や視聴覚の異常、吐き気などが主に現れます。一方複雑部分発作は意識が徐々になくなり、ボーっとして、記憶障害をおこしていきます。また全般発作は大脳の広い範囲で脳の発作が起きる症状です。記憶障害を伴うことがほとんどです。小児症状のてんかんは1歳までにおこることが多く新生児でてんかんの小児症状をおこすこともあります。新生児の場合は早期治療が要であり、後遺症を残したり重大な症状につながることもあります。小児症状のてんかんは欠神発作が最も多くなっています。欠神発作は突然意識がなくなり動作が停止します。時間にして数十秒反応がなくなります。一日に何回も繰り返すこともあり、集中力がない、落ち着きがないと誤解を受ける事もあります。小児症状のてんかんは発作がおきたときけがをしないような配慮が必要です。過保護でいる必要はありませんが、過労やストレス、睡眠不足などは発作を誘発するので注意が必要です。たとえば運動会や遠足、プールなどで疲れてしまうと発作が出やすくなります。担任の先生や親、養護教諭と発作時の対応についてよく話し合っておくことが必要です。また病院とも連携して、緊急時にはすぐ連絡や対処がとれるような体制を整えておくことがとても大事になります。小児症状のてんかんは成長に従って治っていくものや重症のものなど様々です。いずれにしても長期にわたり治療が必要になります。信頼できる先生の下で治療を続けていくことが大切です。

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