自閉症を持った人のてんかん予防

近年、「自閉症」という言葉が社会に浸透してきたように思います。自閉症は脳の障害であり、障害を持った人は特定のものに対して強いこだわりを持ったり、会話やコミュニケーションを苦手とするなどの特徴があります。これは生まれつきの障害であり、今のところ効果的な治療法はないので、障害を持った人と周りにいる人の両方が正しい知識を持ち、理解することが必要です。以前と比べると、最近は障害についての理解が進んできたように感じられます。しかし、「自閉症」と「てんかん」の関係については、まだ知らない人の方が多いようです。てんかんとは、突然意識を失ったり、けいれんする等の症状が起きる病気ですが、自閉症を持った人は一般の人と比べると、てんかんを起こす確率が高いといわれています。なぜ起こりやすいのかの理由は今のところ明らかになっておらず、確実な治療法もありませんが、症状が出ないようにある程度予防することは可能です。自閉症を持った人のてんかんの予防には、てんかんの人と同様の薬(抗てんかん薬)が有効であるといわれています。ですが、薬には相性があって、その人の症状や体に合わない薬だと、強い眠気が起こるなどの副作用が出る場合があります。薬を服用する際は医師としっかり相談して、服用中に異常がないかを見逃さないことが重要です。合わなかった場合はすぐに使用を中止して、別の薬をお願いできないかを医師に相談しましょう。その人に合った薬を正しく服用すれば、症状は改善されていき、てんかんの予防につながります。自閉症とてんかんは生活においてハンデであり、明確な治療法はまだありませんが、薬を正しく用いれば予防することが出来るのです。

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